”Kalafina with Strings” Spring Premium LIVE 2016

by とな

2016年4月29日(金)/NHKホール
いや〜感動しました。映像化・音源化してほしいよ…。
以下、セトリと感想のメモ。

セトリ
1.Eden
2.屋根の向こうに
-MC-
3.木苺の茂みに
4.春は黄金の夢の中
5.neverending
6.むすんでひらく
7.胸の行方
8.君の銀の庭
9.ひかりふる
-MC-
10.Lacrimosa
11.君が光に変えて行く
12.傷跡
13.sprinter
-MC-
14.believe
15.五月の魔法
16.未来
17.夢の大地
18.I have a dream
19.ring your bell
EN1.storia
EN2.far on the water
(ダブルアンコール)
EN3.アレルヤ

雨の予報もありましたが、晴れて良かったです(ひかるちゃんも最初のMCで触れてた)。
でも風は嵐のように吹いてましたね。

3.木苺の茂みに→ストリングスが映える曲!わかなちゃんの入りはちょっと震えたような声で、でも、そこがすごく良かったです。 対照的に、2番で入るひかるの声はパワフルで、まっすぐな一本の光の線のようでした。 聞いた瞬間、今日のLIVEは最高だな…と悟る、そのくらいいい声でした。
4.春は黄金の夢の中→こちらのわかなちゃんは細く鋭い声。ひかるももちろん鋭い声で、うっとりしてしまいました。舞台照明が、黄金っぽい色合いになったんですが、模様みたいなのがついていたせいか、春の歌と言うより、秋の黄金のいちょう並木の中の歌みたいだな、と思ってしまいました…wでも、きれいでした。最近のLIVEであまりやらない曲なので嬉しかったです。
5.neverending→好きな曲だし、ストリングスライブにぴったりの曲なので嬉しかったです。やっぱりひかるさんがすっっっごい良かったです。
6.むすんでひらく→ストリングスで聞くこの曲は本当に華やか。音源出ないかな。。。

MC→わかなちゃんのMC。
みんなは、曲を聞くとき、メロディーから入る?歌詞から入る?みたいな話から始まり、胸の中にある、なかなか口に出せない思い、気持ち、そういうのがあるんですよ!みたいな話だった、と思います。ちょっと恥ずかしい話(笑)で、ひたすら可愛らしいわーちゃん。
いつものライブよりMCがぎこちない感じだったので、何かあるのかな?と勘ぐってしまったのですが…

7.胸の行方→上のMCを踏まえての胸の行方。
最初のKeikoのソロの歌い方が情感たっぷり。 LIVEではいつも情感たっぷりですが、アコースティックで、無伴奏から始まる編曲になっているせいか、余計にKeikoの歌い方が濃い…! 原曲はもっと素直な歌い方なので、ぜんぜん違う感じに聞こえました。 今、この会場のKeikoだから、こういう歌い方になっているのかと考えながら聞いていました。
対照的に、2番で同じパートを歌うひかるはCDのような素直で伸びやかな歌い方で、 こちらはこちらでうっとり。
サビの英語詩はいつもより弾むような、リズムを刻むような歌い方になっていて、特にHikaruがうますぎてうますぎて…感動しました。 Wakanaちゃんの夜明けはいつもコバルトブルーのところはいつも好きなんですが、今日もよかったです。 最後のピアノの部分の余韻も美しい…。
 胸の行方、個人的にはそこまで好みの曲でないので、こんなに聞き入ったのは初めてかもしれません。まさかこんなに感想が書けるとは(笑)
書きながら、またこのLIVEの音が聞きたくて仕方なくなってきました…。
8.君の銀の庭→舞台セットで気になっていたソファ。ぜったいこの曲のためのソファだと思います(歌詞に「部屋」とかあるから)。

MC→Hikaruだったかな、ご存知の方かもしれませんが、Kalafinaは空の境界から始まって、黒執事という作品に出会って第二章が始まったんです〜的な話だったと思います。地味にHikaruがこういう解説役になるのは珍しい気がします。

10.Lacrimosa→ということで始まった初期曲ゾーンの一曲目。
嬉しい!いや、ホント、ストリングス編成で聞くのは初めてだと思うんですが、アコースティックであることを忘れるような迫力で圧倒されました。むしろ重厚な弦の音で、バンドサウンドよりも迫力があるかもしれないです…。 この曲、原曲はHikaruのパートが極端に少ないし、LiveのHikaruパートも以前は個性を抑えたような歌い方だったので残念だなあ、と思っていたんですが、最近はすごいですね。特に今回の、間奏コーラスでガッツリ聞かせてくるひかるの声が成長を感じさせるなあ、と思いました。
11.君が光に変えて行く→待ってました。わたしの記憶が正しければ…わたしがLIVEで聞くのは、ストリングスではもちろん、バンドですら初めてだと思います。本当に待っていたので嬉しかったです。
ピアノのさくちゃんさんの近くに寄って、けいこソロ。歌詞のひとつひとつがすっごく綺麗なんですよね…。そして、ピアノと、切ない弦のメロディがぴったりでした。
13.sprinter→念願のストリングス・アレンジのsprinter。もう鳥肌もので、歌詞の一つひとつを噛み締めながら聞いていました。誰がどう、というより、この曲はすっかり3人の曲として完成されていることが嬉しいと思います。 そして、歌詞ですよ…。こんなにストレートな歌詞はKalafinaではレアだなと思いながら、最初は「君と出会い〜」とか言っているのに、後半では「君のいない道を僕は僕の為行くんだ…」と言う。このギャップが悲しくて悲しくて、何度も聞いてよくわかっている歌詞なのに、やっぱり泣けました。この曲だけは、いつまでたっても特別な曲だと感じます。贔屓目かもしれないけど、会場全体が、イントロの瞬間息を呑んだような気がしましたもん(適当)。

MC→2008年からスタートして8年、色々あった。
ひかる「髪型と、トークの変化」
最初は、 鎖骨のあたりまでだった髪の毛、一時期は腰のあたりまで伸ばして、その後初期の鎖骨のあたりまでに戻し、さらにもう少し切ってもいいかな?と、へぶんりーぶるーのMV撮りで、曲がロックな感じだからそれに合わせてガッツリ切った!とのこと。
そうだったのか笑
髪の毛を切ったら、パンツスタイルが多くなったし、なんとなく気持ちも変化したそう。
そんな変化を見逃さないわー&けーさん。最近のひかるさん男前ねってコソコソ噂していたそう。「これからは大きな声で言うね!」だそうです。夫婦漫才。
トークの変化は本当に喋らなかった時代の話から始まり、LIVEで某コーナーを任されるようになったり、けいことわかなが普段からいっぱい話を振ってくれたり、ラジオでじゃんけんで勝つと司会、というのを初回から勝ってしまったり、を乗り越えて喋れるようになった、という話。
 わかな「女の子とのスキンシップに慣れた」
男兄弟しかいなかったから、女の子とベタベタするスキンシップが苦手で、手をつなぐとかドキドキしていたけど、だんだん大丈夫になってきた、という話。ここらへんは夫婦イチャイチャしすぎ案件なので、もっと近くで見たかったですね。、笑
けいこさんは変化については語らず、曲紹介へ。アップテンポな曲を今回はゆっくりにアレンジしたのでその変化を楽しんでください、という持って行き方でしたね。

14.believe→ステージ上手側にくっついて並んだ3人の、静かな雰囲気で始まったこの曲。 徐々に広がっていくようなアレンジが綺麗。前回のクリスマスライブと違うアレンジだったぽいんですが、よく覚えてなくてなんとも言えない。
こういう静かなアレンジだと、ひとつひとつの歌詞がよく聞こえてきて、今日な何故か「虚無」というワードが印象に乗りました。
15.五月の魔法→ぱっと立ち上がったストリングスメンバーの華やかな演奏でスタート。 この曲は本当にストリングスライブ向きだと思います。CDより、バンドのライブより好みだなあ…。

 MC→けいこ「春って1月の1年の始まりとはまた違う始まりの季節だと思う。 新しい環境で、人混みなんかに疲れてしまったり、そんなときに心を癒やしてくれるI have a dreamと、ring your bellを2曲続けて送ります。」みたいな感じでした。 ring your bellの話もなにかしてたかな…忘れてしまったかも。

18.I have a dream →個人的にずっと聞きたいと思っていたこの曲。特にストリングスで! たしかに、春という季節にピッタリな曲だなあと感じました。

EN1.storia→テレビ等でやるより、ずっとクオリティの高いstoria。
なんでなんだろう…この良さをテレビでも伝えられたらいいのになー。
MC→はい、でました!恒例のひかるによる物販コーナー。 熱く語るひかるちゃんはLIVEのたいせつな見どころ。主にプロデュースグッズについて、でも残念ながら(喜ばしいことに?)プロデュースグッズはぜんぶ売り切れてしまったそう。
EN3.アレルヤ→ひかるちゃんの帰りたくない発言により急きょ始まったダブルアンコ。 ダブルアンコってはじめてでびっくりしました。こういうのって打ち合わせとかあるのかしら…? 計画されているの?
楽器陣ははけてしまっていたので、けいこ「さくちゃんだけ呼ぼう!」と謝りながらピアノの櫻田さんだけ呼び寄せ、ピアノと声だけのアレルヤに。
 これ、本当にピアノと声だけ?と疑いたくなるような厚みがあって、けいこの声はすっごく感情がこもっていて、ドキドキしました。 「こんな小さな君の手をとって」ではひかるに、「しあわせの記憶だけ残したいと願いながら」ではわかなに寄って歌うのがけいこイケメン!と思いました(たしかわかなちゃんの好きな歌詞のとこだから)。

今回は、ひかるの声がとにかく良すぎて印象的でした。
選曲も、春らしい、そして歌詞が綺麗な物語のような歌が多くて…
わたしにとっては本っっっっ当に神セトリで、大満足でした!

個人的に気になったのは、けこさまの歌い方が、感情込めすぎで若干チェケラってるというか…やりすぎ?な部分が多かったところでしょうか。それがすごいハマるときもありますし、ちょっと違和感?な部分もあったかなあ…。

今年のクリスマスは、全国でストリングスライブやってくれるそうなので場所や日時が気になりますね。全国のいろんなところに、この素敵な音楽を届けてほしいなあ。