Kalafina LIVE TOUR 2015~2016 “far on the water”

by とな

Special FINAL@東京国際フォーラムホールA
2016/1/30 (土)・31 (日)の公演に行ってきました。
31日のほうはカメラも入っていて、映像化が楽しみですね。
セトリと感想のメモ




セトリ
1.こいびとの昔語りの夕暮れの
2.monochrome
3.五月の魔法
-MC1-
4.空色の椅子
5.lapis
6.輝く空の静寂には
-MC2-
7.むすんでひらく
8.storia
9.misterioso
10.One Light
11.nightmare ballet
12.into the water
13.in every nothing
14.闇の唄
15.believe
-MC3-
16.灯影
17.うすむらさき
18.identify
19.signal
20.音楽
21.heavenly blue
-MC4-
22.ひかりふる(30日)/seventh heven(31日)
--EN--
EN1.ring your bell(in the silence)~ring your bell
-MC5-
EN2.真昼
-MC6-(※31日はMCなしでそのまま次曲へ)
EN3. far on the water

30日は1階席の最後方の真ん中、31日は1階席の最前列(!)ひかる側、という全然違った位置で聴けて大変楽しめました(^-^)
もう2年位前?になるんでしょうか、国フォでKalafinaやFJのライブ行ったとき、場所が一番前はじっこで楽器音の爆音に泣かされたので、ドキドキしていたんですが…どちらの位置も本当に素晴らしい、国フォの良い音響を楽しむことができました。

1.こいびとの昔語りの夕暮れの→しん…と静まり返った会場にわーちゃんの声が響いてスタートするこの曲。
閉じられた幕がゆっくりと開き、3人の姿、そしてもやもやとしたスモーク?の中で投影される白い旗の映像。このLIVEのために作ったんだろ~?と勘ぐってしまうようなこのLIVEっぽい曲でした。徐々に激しくなる曲調の中で「かきわけてかきわけて」と歌いながら腰を低く下げた振りが印象的でした。
曲の終わり、たくさんの旗が客席にやってくるんじゃないかというくらいの勢いで大きくなり、「far on the water」の文字が出る演出は本当にドキドキしました。これは会場で見たら忘れられない…。この感覚は後ろのほうの席で観ないと伝わらないと思う(笑
2.monochrome→一転してノリノリな曲で観客も手拍子に。
この曲は2曲目っぽいですよね。どうでもいいんですが、こういう曲の手拍子が苦手で、いつの間にか周りとずれる!ずれる!(笑)両日ともにずれて集中できなかったので映像出たら練習しようと思います。
明るくなったのではっきり衣装がわかるんですが、ひかるがKalafinaでは珍しくパンツスタイルなのがかっこよくて似合っていました。
3.五月の魔法→今野ストリングスのみなさまありがとう…とひしひしと感じた素晴らしい響きでした。LIVEで聴くほうが好きな曲。
わたしの好きな歌詞「夢の通い路」のところでライティングがキラキラと客席のほうに寄るんですが、それがすごく良かったです。
わかなちゃんの「海を知らない子供が描いた 奇麗な水がほんとうの海」のところも素敵なんですがその前のひかるわかなの掛け合い「西へ行く木馬を呼び止めて 閉じた瞳にキスをひとつ~」のとこもすごく良いなあと思います。
4.空色の椅子→わかなちゃんの歌がうますぎる…
5.lapis→おけーさんの優しい歌声。これもLIVEのほうが好きだなあと思います。
6.輝く空の静寂には→前曲でひとり後ろを向いて座っていたけいこさんが長いろうそくを持つようなふりをしながらゆっくりと立ち上がる演出。この曲がセトリに組まれていたのは意外でした。ストリングス編成で聴けたのが本当にうれしかったです。
7.むすんでひらく→3人が楽しそうな曲。
この曲本当に好きなんですが、LIVEだと表情まで読み取れるのが良いです。何回かひーちゃんと目が合ったような、合ってないような…(きのせい)
8.storia→なんとなく3人が歌いなれている感じがする代表的な一曲。
聴いているわたしもすーっと流れるように聴いてしまったのが勿体なかったかも。ひかるの声がきれいでした。
9.misterioso→異様に場内が盛り上がるタイアップ曲。
ひーちゃんが楽しそうだったのが印象的でした。
10.One Light→monochromeのときも思ったんですが、ひかるのリズムの取り方がおけーさんに寄ってきたというか、すごい足が上に上がっていたのが印象的でした。ここら辺は成長したなあ…と素直に感じます。ひかるはかっこいいですが、バックの映像はめっちゃダサい(ごめんなさい)。
11.nightmare ballet→櫻田さんのピアノソロから始まるインスト曲。バックの映像が初めはかわいらしいんですけど、やっぱりだんだんダサくなるのが個人的に残念でした(ごめんなさい)。
12.into the water→衣装替えして登場。
また冒頭のスモークみたいな演出になって、ステージの階段のところにモサモサ衣装の3人。真ん中にいるのはたぶんひかるで、音楽に合わせて海老反りになります(笑)ここからの演出は素敵(画面をいっぱいに使うようになったから)。かっこよかったです。
13.in every nothing→好きな曲。モサモサの服が合っているし、ひかるの声がとてもよかったです。
14.闇の唄→まだ続くダークな曲。この曲のイントロの演出のすばらしさときたら…1人ずつスポットが当たってモサモサ衣装をひらひらさせて脱ぎ捨てるんですけど、こういうのは今までのKalafinaになかったなあと思って感動しました(脱ぎ捨てると三者三様のカラフル衣装になる)。
映像も、全体に投影されるプロジェクションマッピングみたいになって(インクを垂らしたような模様)、かっこよかったです。こういうのでいいんだよ…!と勝手に頷いておりました。
15.believe→異様に盛り上がるタイアップ曲。好きだけどね!?
16.灯影→MCでわーちゃんが「優しい記憶」などあったかいイメージをしてくれてからの灯影。こういう観客のイメージを誘導してくれる演出って大切で、でもMCでしゃべることもあんまり変えたりできないから大変だなあ…と思ったり(^-^)
30日のわーちゃんは高音がちょっときつそうで声が揺れている感じがして(それはそれでこの曲には合っていたと思う)31日のほうが良いコンディションだったな、と思いました。
個人的にはこの曲はちょっと悲しいイメージがあって、「優しい」とか言われてもうるっと来ました。
17.うすむらさき→灯影に続いて、この曲もわーちゃんの高音がキーになっているんですよね。30日は灯影の影響が残ってやや上ずっていたのでちょっとドキドキ。(これがもう少し高いと完全にファルセットになるので楽そうなので、このくらいが難しいのかも?とか、素人なりに色んなことを考えてしまいました) 31日はすっきりまとまっていましたね。
18.identify→ジャージャージャー!
身構えていたけど、FC限定ライブと違ってそこまでの熱気じゃなかったです(笑)31日はわたしも振りちゃんとやりました。楽しかったです。
この曲はBメロがすごく好きなんですが、そこに関してはCDで聴いたほうが落ち着いて聴けるので好きかもしれないです。
19.signal→激しい曲ながらわかなちゃんの高音が響くKalafinaおなじみの構成のLIVE曲。でもこういう曲がいちばん乗るのが難しい(笑)
最後、31日の「私の事私は許さないわ」のひかるが良かったです。LIVE版では伴奏?が続いて余韻に浸れるのがいいですね。
この曲のタイミングでは、30日のわーちゃんも通常運転に戻っていました。
20.音楽→やはり音楽は楽しい曲。
21.heavenly blue→まだまだ行くよー!からのhbは個人的にはまだお楽しみがあったー!という感じで嬉しくなります。でもこないだのアニバーサリーライブでoverture付きのを聴いてしまったので、またこの曲がトップバッターになっているような構成のLIVEが聴きたいと思ったり…。
22.ひかりふる(30日)→原点に返れる曲、ハーモニーというMCのキーワードから、なんだろう、初期曲?とか思ったら違いました(笑)
わーちゃんの声が綺麗なのもさることながら、3人の声の重なりがすごく綺麗でした。なんというんでしょう、本当に天上の音楽みたいなコーラスの広がりでした。ある種、MCは自分たちへのプレッシャーでもあるのかもしれないなあ、と思ったり。
22.seventh heven(31日)→この日のMCでは原点の曲とのことだったので、ひかりふるじゃないな…なんだろう?と思っていたらまさかの…!
個人的にいちばん好きな曲ですし、これが原点、というのがとてもうれしいです(長年3人のコーラスの原点と勝手に主張していたので、笑)。
驚きとうれしさで胸がいっぱいになって、ずっと泣いてしまって鼻水とか大量に出てきてしまって、いろいろ覚えていない()んですが、最初のけいこの歌い方も、「闇の中から…」「強く抱きしめていて…」のひかるも「こんなに明るい世界へ…」のわかなもすごくすごく良かったです。
「夢のような日々の中…」のところはKalafina自身とシンクロして、何度聴いても本当に泣いてしまいます。
最後の三声が追いかけて歌うような部分(オブリガード?輪唱?わからん?)からのロングトーンが会場にふわっと響いて、その余韻も涙を誘いました。
これが映像になるんだ…うれしい…!!
EC1.ring your bell(in the silence)~ring your bell→旗を振って登場。最後に出てくるおけーさんの振り方がイケメンです。白を基調とした全体的に長めな衣装がかわいかったです。激しい曲には向かないけど、こういう服が好きだなあと思いました。
EC2.真昼→けーちゃんひーちゃんがすばらしかったです。
照明、最後ブルーのバックに赤いライトがつくのがすごくよかったです。夏の曲なんだなあ…とはじめて気が付きました。
EC3.far on the water→ラストを飾るにふさわしい、良い曲です。バックで流れる映像が、草原から、船上から見る景色みたいなのに変わっていくのが素敵でした。


2015年から始まったツアー、最初の東京公演は個人的事情で行けず諦めていたんですが追加公演で行けて本当に良かったです。前情報で新しいKalafinaとかいう噂だけは聞いていて、とてもワクワクしていたんですが……
ほんとうだ!前のコンソレツアーと比べたらまったく別のものだ!と感じました。2014年位からちらほら見えていた色んな取り組みが、しっかり作品として(一個のツアーとして)完成したと感じました。

海外でも公演が決まったそうで、本当にうれしいことですね。
願わくば、アニオタ以外の人にもKalafinaの魅力が伝わってほしいな…。今のKalafinaの姿を見ていると、強くそう思いました。アニメ好きというよりは、音楽や世界観みたいなのに惹かれてくれるファンが増えてくれたら…!
3人や3人を支えてくださっている色んな方の努力が感じられる素敵な作品でした。